SAKURA-NET 日々雑感「亀山社中」

Saturday, May 17, 2008, 08:03 PM
昨年の5月18日から早や一年。昨日、第101代・三重県議会副議長の職を退任した。偉大なる岩名議長のリーダーシップのもと、議会改革を志ざす同僚議員と精鋭なる議会事務局スタッフの支えにより、議会基本条例の怒涛の実践で県議会は少なからず深化しつつあることに、今は達成感や充実感を感じている。全ての皆さんに、心から感謝したい。

勿論、まだまだ道途上にて自己満足ではいけないが、この一年間に直面した赤福ショックや福祉医療費助成制度の問題などの対応を通じて、ミニ国会を卒業し県議会全体が一丸となることができた事は、新鮮。また、食の安全安心の議提条例づくりは現在進行形ながら、規制をも組み込んだ内容で近く成立することを確信しており、議長裁定が入った難産ゆえに思いも深く、ぜひ新体制にて見届けてほしい。

さらに、所信表明で申し上げた「県民にわかりやすく県民が参加しやすい・開かれた県議会」をめざし、広聴広報機能のバージョンアップに積極的に取り組んだ。議長定例会見や学校への出前講座は大ヒットだったし、HP・議会だよりのリニューアルなどを実施できたものの、時間があればパブリック・リレーションズへの創意工夫をもっとビルドインしたかったというのが、本音。しかし、就任以前に提案するも実現に至らなかった「議案等の賛否の公表」について、広聴広報会議にて提言・議会運営委員会の協力を得て昨日合意、晴れて実施の運びとなったことは、最後の最後に嬉しく思う。

ついでながら、正副議長経験者が例外なく退任後経験するという虚脱感などは、当方には無縁だと思っていたが、どうやら昨夕からおかしい。何かポッカリと心に穴があいたような感じだ。暫くリハビリが必要かも知れぬが、もとのリズムに適応できるのかしらん。

Monday, April 14, 2008, 10:04 PM
11日、三重県議会が全国に呼びかけた「自治体議会改革推進シンポジウム」を桑名市にて開催。北海道から宮崎県までの県内外428名の自治体議員の皆さんにご参加いただき、議会改革への熱いエールを交換しあった。

基調講演をいただいた前鳥取県知事・片山善博氏(慶応義塾大学教授)は、『議会は公開の場で政策を競いあう、市場のセリみたいのものだ』と、開かれた議会の必要性を指摘。分権時代における議会のミッションを解りやすい例示と厳しい指摘で語られ、すこぶる好評。シンポジウムでは、岩名議長はじめ松田良昭・神奈川県議会議長、日経グローカルの井上明彦研究員、そして県民代表のミポリンこと鈴鹿在住の中山美保さんがパネリストとして参加、これまた好評だった。最後に、議会改革先進県の四天王と評される岩手・鳥取・神奈川・三重の4県議長そろい踏みによる、『地方分権へのさらなる切磋琢磨と連携をしていこう』との緊急メッセージ。この辺りで、当方ぞくぞくと武者震いしたが、ご参加の議員各位もまた同じ思いであったようで、主催者側ながら感激した。全ての皆さんに感謝。

全国で唯一、先月31日午後3時に本会議を開き、翌4月1日からの県税条例を暫定税率期限切れの総理記者会見を待って審議・可決した本県議会の取り組みに、「何故、三重はそれが可能なのか」と他県から多くの質問や驚嘆の声をいただいた。通過点にすぎないが、何故か。『自律への脱・ミニ国会』この思いに尽きる。

Tuesday, March 25, 2008, 10:30 PM
随分久方ぶりの亀山社中。今年より全国初の年2回制・全国最長の会期日数の定例会で、審議充実を目指した新生・県議会。想定以上に慌ただしかったこともあるが、正直なところ時間的にも精神的にも、小生全く余裕がなかったというのが真実か。あいすみません。

新年度予算案をはじめ副知事・教育長人事への対応、質疑の導入、懸案の福祉医療費助成制度見直しなどの詰めの論議、議員提案で制定をめざす食の安心安全と地域づくり支援の2つの条例策定のヤマ場、政務調査費制度の改革や4月開催予定の地方議会シンポジウムの段取りなど、岩名議長にもタフネスぶりを発揮いただいたが、各委員長・座長はじめ議員そして事務局スタッフは、見事に気合いが入っていた。

当初、野呂知事が会期延長により執行部の負担が増え行政サービスが低下するとの強い懸念を示したものの、各常任委員会開催が1日増えたに過ぎず、執行部には然程でもないと思われた。逆に、議会サイドの事前準備や事前調整の複雑さ、会派や議員自身の質が問われた。小生を含め今議会を経験した議員誰もが多分ヒシヒシと感じている筈だが、完全に議会の質が変わり始め、さらなる研鑚を求められていることを。

Saturday, February 23, 2008, 09:00 PM
19日、会期133日間とする新生・県議会が開会した。新年度予算案はじめ福祉医療費助成制度の再見直し案などが、野呂知事より提示。県議会としても、食の安全安心にかかる条例案づくりを急ぐとともに、県民参加の審議の質的向上につながるような取り組みを一層進めたい。

21〜22日の休会の間に、高知県へ飛ぶ。かねてより注目してきた、山間地の限界集落の奇跡的な復興を果たされた旧土佐山村へ。その核となる第3セクター・オーベルジュ土佐山の取り組みを政務調査。また、高知県議会の山本議長さんと地方分権改革の連携強化について懇談。さらに、おもてなし課を設置された県観光部の浜口部長さんから、貴重なご意見を伺った。後刻これらレポートしたい。一方、近代日本の夜明けをリードした傑出の人材を輩出し続けた、土佐。「自由は土佐の山間から」は有名な言葉だが、その自由で大らかな気風をひしひし感じつつ、それがあればこそだと納得した。

23日、中部圏と近畿圏の絆を深める、待望の新名神高速道・亀山JCT−草津田上IC間が、本日めでたく開通した。県議初当選の年に用地買収が始まって、14年目。この間色々あっただけに、感無量の一言。事業立ち上げ期に格別ご苦労いただいた、当時の道路公団所長の熊谷さんと再会、共に喜びあった。すべての皆さんに、謝謝!

Saturday, February 16, 2008, 01:39 AM
中小企業の集積する街・東大阪で、人工衛星打ち上げを構想し地域再生を具現化してこられた、米・ボーイング社認定工場でもある株式会社アオキの青木豊彦社長を再び亀山にお迎えして、本日みえ21世紀セミナーを開催した。

ロケットから歯ブラシまでの東大阪が蓄積してきたモノづくりの技術をネットワークさせ人工衛星を創ろうとは、大胆な夢だ。かつて、零細町工場の3Kの街・万引き国内ワースト1のガラの悪い街などと称されてきた東大阪。そこから脱却し若者が集まる誇りある街にしたい、その実現のための夢だったと強調された。メイドイン東大阪の人工衛星「まいど1号」は、数年間の紆余曲折を経て、本年12月打ち上げ予定という実現間近なところまで来ているらしい。セミナー終了後、青木社長と航空宇宙産業への進出を目指しておられる地元のW社長ら数名で会食したが、熱いバトルで遅くまで盛り上がった。そして、多くの示唆を得た。

我が愛する三重そして亀山は、真のところ誇りある県であり街であるだろうか。誰もが、その答えを探している。社員が誇りを持てない会社が、県民・市民が誇りを持てない県や街が、輝く事はない。次世代への夢、これが必要だ。

Monday, February 11, 2008, 09:59 PM
城下町である亀山は、坂が多い。かつての城郭に添って走る旧東海道の脇に、そのデコロボ坂はある。何故デコロボと呼ばれているのか、以前に聞いた気がするものの、どうも思い出せない。いやはや歳のせいか。この坂道、今や旧街道の風情には乏しいが、静かなる散策にはお薦めだ。

その坂の途中に、一際レトロな建物で注意してないと通り過ぎてしまいそうなお店、「ふじっこぱん」がある。菰野出身で新進気鋭の通称・ふじっこが主の、人気のパン屋だ。昨今こだわりのパン屋が本県にも増えつつあるのは喜ばしく、彼女はその先駆者の1人。自家製天然酵母と国産小麦にこだわり、あくまで人に優しい実直さがモットー。今日は久方ぶりに、頑張るふじっこの姿に出会ってホッとするも、原材料の値上がりで頭を痛めていたので、パンの値上げも仕方ないんじゃないかと伝えた。彼女の創るパンは勿論のこと、ライフスタイルも好感。その自然体のふじっこスタイルで、この街のスローフードを引っ張っていって欲しいと願う。

巷は三連休。昼間が忙しかった反動か、連夜映画を観た。一昨日は「ターミナル」、昨日は「天使のくれた時間」、今宵は「アメリ」と三本立て。いずれもハートフルな作品で、こちらもお疲れ気味の心にはお薦めだ。

Sunday, February 3, 2008, 11:35 PM
大分県「由布院」を先週訪れた。10年程前より気に掛かっていた街の一つだが、中々その機会に恵まれず、今回新政みえの県外調査によって初めて実現した。

数年前NHKで「風のハルカ」がブレイクしたが、その舞台となり誰もが憧れる地・由布院。温泉街につき物の鄙びた盛り場やネオン街などなく、そびえ立つ由布岳の麓に広がるのどかな農村風景。何故この12000人の小さな街が、全国から人を集め続けているのか、何を求めて人はこの街を目指すのか、ずっと気にかかっていた。日本が誇る名宿、玉の湯・亀の井別荘・山荘無量塔の御三家は、由布院を全国区に知らしめた立役者に違いなく、かく云う小生も生涯一度は泊まりたいと思っている玉の湯。その老舗旅館の社長として、また若くして観光協会長として地域を引っぱる同世代の桑野和泉女史や副会長の富永希一さんらとの意見交換で、それらの理由に触れた。彼女らのまちづくりの理念は、実に自然体で魅力的。だけれど「由布院の未来をつくるのは、未来に生きる若い人たちで!」と、昨年それらの陣容へとバトンタッチされた先輩方の器量もまた、アッパレとお見受けした。

わずか2時間余りの滞在。温泉に浸かることも宿泊することもなく、由布院のエッセンスを少しかじっただけに過ぎない。改めてじっくり訪ねてみたいが、かの子供音楽祭に合唱団の子供達を連れきてあげたいなと思った。また、まさか由布院で、亀山・能褒野のK夫妻とお会いするなどとは、偶然ながらもお互い驚いた。

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